アプリケーションパフォーマンスモニタリング(APM)とは、ウェブまたは非ウェブアプリケーションのパフォーマンスのモニタリングです。APMは、Go、Java、.NET、Node.jsなどのいくつかのプログラミング言語のアプリをサポートしています。PHP、Python、Ruby、およびC SDK用のエージェントがあります。
APMを使用したすべてのサービスのステータスを一目で確認できます。
ヒント
本ドキュメントでは、APMがビジネスにとって重要である理由について詳しく説明します。先にスキップしたい場合は、New Relicアカウントにサインアップしてください。(永久無料です。)その後、エージェントをインストールしたら、データの処理を開始できます。
始める準備はできていますか?
5つの簡単な手順で、APMのメリットを実現しましょう(所要時間は数分です)。
- 無料のNew Relicアカウントにご登録ください。
- ご利用のアプリ向け言語エージェントをインストールしてカスタマイズします。
- アプリでトラフィックを発生させます。
- New Relicがデータの受信を開始するまで数分間待ちます。
- アカウントにログインし、New Relicを使い始めましょう!
New Relic OneのExplorerを使用すると、アプリも含めたソフトウェアの全スタックにアクセスして観察したり、パフォーマンスデータとアラートステータスを一目で確認して関係を把握できます。シンプルで強力なビジュアルツールにより、すべてのエンティティ、つまり、データをレポートする識別可能な任意の対象を監視できます。New Relicエコシステムでは、エンティティは、アプリケーション、ホスト、コンテナ、データベースサービスなどの基本コンポーネントを含みますが、こうした要素のカスタムグループを表す場合もあります。エンティティは独自に作成することもできます。
数分間待ってもデータが表示されない場合は、お使いのAPMエージェント用トラブルシューティングのヒントに従ってください。
ユーザーよりも早く問題を識別する
APMエージェントは、アプリケーションの状態をレポートし保存するので、潜在的な問題がエンドユーザーに影響を及ぼす前にそれらを迅速に特定できます。APMを使用すれば、DevOpsチームは、パフォーマンスの阻害要因がアプリケーション自体、CPUの利用状況、データベース負荷、あるいは全く想定外のものなのかを推測する必要はありません。
APMソリューションを使用して、メモリ使用量、CPU使用率、データベースクエリのパフォーマンス、ウェブブラウザの表示パフォーマンス、アプリケーションの可用性・エラー分析、外部サービス、その他便利なメトリックスに関する現在の情報と履歴情報の両方を収集できます。
ビジネスのあらゆる側面をモニター
これらのAPM機能を活用する:
機能 | 説明 |
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アプリケーションのパフォーマンスを一目で確認 | APMにサインインしてアカウント用のアプリケーションを選択すると、概要ページを使用して、お使いの環境のさまざまな要素間の関係をすばやく確認することができます。たとえば:
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ウェブトランザクションと非ウェブトランザクション | 所要時間の長い順、平均応答時間の遅い順、スループットの高い順、またはApdexスコアの高い(悪い)順に、上位20件のウェブトランザクションまたは非ウェブトランザクションを比較することから始めてください。そこから個別のトランザクションをトレースの詳細レベルまでドリルダウンし、HTTPSリクエストからSQLクエリまで、より細かいセグメントや構成要素に分解します。 より深く調査するには:
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APMとInfrastructure | お使いのAPMアカウントとInfrastructureアカウントがリンクされていると、Infrastructure UIページ(Hosts、Network、Storage、およびProcesses)でAPMデータチャートにアクセスできます。 |
ディストリビューティッド(分散)トレーシング | ディストリビューティッド(分散)トレーシングにより、分散化システム全体が可視化され、サービス間を移動する際にリクエストのパスが表示されます。この機能は、数多くの小さなサービスとマイクロサービスに依拠した、大型のディストリビューティッドシステムにとって特に有益です。 |
ログ | ログとアプリケーションのデータを統合して、トラブルシューティングをより簡単かつ迅速にできます。コンテキストのログでは、エラーとトレースに関連するログメッセージをアプリケーションのUIで直接表示できます。また、Kubernetesクラスタなど、インフラストラクチャデータのコンテキストでログを表示することもできます。New Relic Oneで別のUIページに切り替える必要はありません。 |
サービスマップ | APMのサービスマップには、データベースや外部サービスなどのアプリケーションの接続先や依存関係が表示されます。健全性インジケータやパフォーマンスメトリクスにはアーキテクチャーのあらゆる構成要素についての現在の稼働状況が表示されます。サービスマップを作成してカスタマイズすることで、複雑なアーキテクチャの可視化や監視が可能になります。 |
データのクエリ |
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これらはAPMの機能のほんの一部にすぎません。詳細については、APMの目次をご覧ください。