Syntheticモニターは、各チェックインの詳細を記録すると同時にウェブサイトを監視する、APIチェックまたは仮想ブラウザインスタンスです。また、以下の機能も利用できます。
New Relicアカウントを作成した後、環境に合わせてSyntheticモニターを追加および設定できるようになります。(永久無料です。)
モニターを追加する
複数のタイプのSyntheticモニターを追加できます。
- PingモニターはWebサイトが応答していることを確認し、シンプルブラウザモニターはWebサイトを確認するために実ブラウザを送信します。
- より複雑な監視を行うために、スクリプトブラウザモニターは特定のリソースが存在することを確認します。APIテストはAPIエンドポイントを確認します。
新しいモニターのデフォルトのタイムアウトは180秒です。
コードを書き込まずに、ステップモニターを使用して複雑なワークフロー検証スクリプトを作成する方法については、この短いYouTubeビデオをご覧ください(約 3分20秒)。
one.newrelic.com > Synthetics > Create monitorの順に移動します。
モニタータイプ、名前、URLを指定します(有効なHTTPまたはHTTPS URLなど)。
オプション:検証文字列または高度なオプションを追加します。
検証文字列は、pingとシンプルブラウザで利用できます。このオプションを使用すると、応答検証用のサブ文字列監視が可能になります。
SSL確認は、pingとシンプルブラウザで行うことができます。このオプションは、SSL証明書チェーンの有効性を検証します。次の構文を実行することによって複製することができます。
openssl s_client -servername {YOUR_HOSTNAME} -connect {YOUR_HOSTNAME}:443 -CApath /etc/ssl/certs -verify_hostname {YOUR_HOSTNAME} > /dev/null
ゼロ以外の終了コードが返される場合、モニターは失敗します。
Bypass HEAD requestオプションは、pingで使用できます。このオプションは、デフォルトのHEAD
リクエストをスキップし、その代わりにpingチェックを含むGET
動詞を使用します。
pingでは Redirect is Failureを使用できます。Redirect is Failureが有効になっているときにリダイレクト結果が発生すると、New Relic Syntheticsは、リダイレクト後のURLをチェックするのではなく、結果をエラーとして分類します。
モニターを実行する場所を選択します。
各場所でモニターを実行する頻度を選択します。
オプション:アラート通知を設定します。
Create my monitorを選択して確認します。
トラフィックを生成して数分待ってから、Monitorsインデックスからモニターを確認します。
one.newrelic.com > Synthetics > Create monitorの順に移動します。
モニタータイプとしてステップモニターを選択します。
名前を指定し、頻度を選択して、各場所でモニターを実行する頻度を選択します。
モニターを実行する場所を選択します。
UIの下部にある事前設定済みの手順から選択して、モニターを構築します。
- URLに移動する
- テキストを入力する
- 要素をクリックする
- テキストをアサートする
- 要素をアサートする
- 認証情報を確保する
CSSクラス、HTML ID、リンクテキスト、またはXPath別に要素を見つけるには、UIの右側にある手順を使用します。
Save monitorを選択して確認します。
トラフィックを生成して数分待ってから、Monitorsインデックスからモニターを確認します。
one.newrelic.com > Synthetics > Create monitorの順に移動します。
証明書チェックモニタータイプを選択します。
名前を指定し、監視するドメインを入力します。
証明書の有効期限までの日数を入力します。
期間を選択して、モニターの頻度を決定します。
オプション:タグを追加して、このモニターを後で見つけられるようにします。
モニターを実行する場所を選択し、Save monitorをクリックして確認します。
トラフィックを生成して数分待ってから、Monitorsインデックスからモニターを確認します。
one.newrelic.com > Synthetics > Create monitorの順に移動します。
リンク切れ確認モニターのタイプを選択します。
名前を指定し、監視するURLを入力します(有効なHTTPまたはHTTPS URLなど)。
期間を選択して、モニターの頻度を決定します。
オプション:タグを追加して、このモニターを後で見つけられるようにします。
モニターを実行する場所を選択し、Save monitorをクリックして確認します。
トラフィックを生成して数分待ってから、Monitorsインデックスからモニターを確認します。
ヒント
また、Synthetics REST APIを使用して、モニターを追加することもできます。たとえば、設定のソースとして使用するモニターにGET
リクエストを作成してから、そのキーの値をPOST
で使用することで「コピー」して新しいモニターを作成することができます。
モニターを編集する
モニターの作成後に、モニターのタイプを変更することはできませんが、他のモニターの設定は編集できます。
one.newrelic.com > Syntheticsの順に移動した後にMonitorsタブから、編集するモニターを選択します。
サイドメニューで、以下の設定を変更するリンクを選択します。
- 名前、Apdex T、URL、場所、頻度、高度なオプションを編集するには、Settings > Generalの順に選択します。
- スクリプト化ブラウザおよびAPIテストモニターの場合は、Settings > Scriptの順に選択してモニタースクリプトを編集します。
- Syntheticモニタリングアラートについては、Manage alertsをクリックします。
Save changesを選択して確認します。
モニターを削除する
モニターを削除するには、管理者権限が必要です。
モニターを削除するには:
- one.newrelic.com > Syntheticsの順に移動した後にMonitorsタブから、編集するモニターを選択します。
- 選択したモニターから、Settings > Generalの順に選択します。
- ページの下までスクロールし、ゴミ箱アイコンを選択します。
モニターの設定
モニターを構成するときは、次の設定を使用できます。
作成するモニターのタイプを選択します。モニターを作成した後でモニターのタイプを変更することはできません。
- Ping:可用性を監視する単一のURLを指定します。New Relicでは、HEADまたはGETリクエストを使用して、このURLを確認します。このモニターの設定不可能なタイムアウトは60秒です。
- シンプルブラウザ:実ブラウザを介して監視する単一のURLを指定します。New Relicは、頻度の間隔ごとに、Seleniumを使用したGoogle Chromeブラウザを介してこのURLを確認します。このモニターの設定不可能なタイムアウトは60秒です。
- スクリプト化ブラウザ:Seleniumを使用したGoogle Chromeブラウザを操作するスクリプトを作成します。ブラウザは、スクリプト内の各ステップに従って、複雑な動作が期待通りに機能していることを確認します(ウェブサイトを検索した後に、検索結果の1つをクリックするなど)。このモニターの設定不可能なタイムアウトは180秒です。
- APIテスト:APIスクリプトを作成して、APIエンドポイントが正しく機能していることを確認します。詳細については、APIテストの記述をご覧ください。このモニターの設定不可能なタイムアウトは180秒です。
モニターの名前を定義します。モニター名にエンコードされていないカギ括弧(< >
)を使用することはできません。モニター名にカギ括弧を含めるには、UIまたはAPIで、それらをHTMLブラケットエンティティ(< >
)としてエンコードしてください。
モニターを実行するロケーションを選択します。世界中のユーザーがアプリケーションを使用できるようにするには、多くのロケーションを選択してください。プライベートロケーションがある場合は、ここにもリストされます。Synthetics APIロケーション
エンドポイントを使用すると、アカウントの有効なロケーションのリストを取得できます。
モニターは、頻度の間隔ごとに選択したそれぞれのロケーションからチェックを1回実行します。例えば、3つのロケーションを選択し、15分の頻度を定義した場合、モニターは15分ごとに3回のチェックを実行します (つまり、毎月8,640回のチェックを実行)。
モニターの実行頻度を、分単位、時間単位、あるいは1日単位で選択してください。この頻度は、それぞれのロケーションに適用されます。例えば、3つのロケーションと15分の頻度を選択した場合、モニターは各15分間の中で平均5分間隔のチェックを3回実行します (毎月8,640回)。
このモニターのApdex Tをカスタマイズします。この設定は、新しいモニターを作成するときではなく、既存のモニターの設定を編集する場合にのみ使用できます。Apdex Tをデフォルトの7秒から変更して、SLAレポートのApdexスコアをより正確にします。たとえば、スプリクト化ブラウザが非常に長い場合は、Apdex Tを15秒に調整して、通常の完了時刻をより正確に反映させることができます。同様に、単純なブラウザチェックに適した Apdex Tはわずか2秒である可能性もあります。
ページで検索するテキストを指定します。シンプルブラウザまたはpingモニタータイプを使用する場合、ページの読み込みは1MB(10^6バイト)に制限されています。
モニターの変更履歴を表示する
New Relic Oneでは、Syntheticsモニターに対する最近の変更履歴のほか、ユーザーが変更した内容を確認できます。